思春期の少年少女のエロから始まる恋物語『アセッちゃダメ2』は、全4話で描かれた移りゆく二人の想いとエロ心を見事に綴った殿堂作。
単なるセフレだけどエッチの相性だけは抜群の二人『0距離の恋』は、抜群のエロ描写からのラスト2ページの展開がステキすぎる。
『亜希ちゃんとたーくんとスクール水着』『亜希ちゃんとたーくんとブルマー』の2作品は、相当に作画レベルが劣っている。物語も成コミ標準レベルに達しない単なるシチュエロで、この作品があるがために★5にはできなかった。
おそらくその次に描かれたと推測する『図書室で待ってる』は、使い古されたネタだけど、作画も進歩して味わいのあるオチもあり、物語としても充分通用するレベルになっているが、まだまだ通過点。
『アセッちゃダメ2』の親友の初体験を描いた『その後のアセッちゃダメ2』も微笑ましい。
なにげにキスがたくさんあるのが嬉しい。足コキとかパイズリフェラとか精飲とかの描写が流れの中で自然かつ丁寧に描かれていて感情移入しやすい。爪先まで丁寧に描かれた緊張感がすこぶるいい。エロ以外のシーンだって物語に活きててアクセントになっている。
初期の作品と思しいものがかなり劣るから、『亜希ちゃんとたーくんとスクール水着』『亜希ちゃんとたーくんとブルマー』『図書室で待ってる』『0距離の恋』『アセッちゃダメ2』『その後のアセッちゃダメ2』の順で読むことを推奨。
それにしても単行本1冊でこれだけ進歩している人も珍しい。個人的には★5だけど、次は間違いなく5つだろうし、それまで最高評価はお預けにしておこう